医療法人 山下歯科医院
 
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ペインゲートコントロールセオリー(Pain Gate Control Theory)
  ■導入理由  
    歯科麻酔時の痛みは、患者様にとっては歯科治療において最大の苦痛です。
その痛みは術者にとっても苦痛なのです。歯科医師として20数年、多くの麻酔を施して治療をしてきましたがその間、少しでも痛みを感じないようにするため注射針を細いものに変えたり、表面麻酔を変えてみたり等、色々試してみました。
近年には注射器自体を電動式にする事により麻酔時の痛みはかなり軽減され、有る程度の成果は感じていました。
しかしながら、それでも麻酔時の痛みを訴える患者様が少なからずいらっしゃいました。
最近ペインゲートコントロールセオリーを応用した器具が開発され、日本に於いても使用可能になりました。
当院では、ペインゲートコントロールセオリーに注目して導入し、現在までに300症例以上に使用しています。
 
       
  ■理論  
    ペインゲートコントロールセオリーは、1965年Dr.Melzack,Dr.Wallにより発表されました。
その理論に影響されたDr.Norman Pokras が1990?1997年まで、7年間をかけて開発されたものです。
ペインゲートコントロールセオリーを簡単に説明すると、脊髄の神経機構が関門(ゲート)として働き、末梢神経から中枢神経へ伝わる神経インパルスをコントロールしているとする説です。
 
       
  ■概要  
    末梢神経から中枢神経へ伝わる神経インパルスは太い神経路を通る感覚と細い神経路を通る感覚に分けられ、脊髄は触覚、圧覚、振動覚(太い神経路)と 痛覚(細い神経路)のうちどちらを脳に伝えるかを決めているということです。
特徴的に見られる現象として、太い神経路を通る刺激を出せば、その感覚が優先され細い神経路を通る痛覚が遮断される現象を応用したものです。
 
       
 
  ■結果と注意    
    Yamashita Dental Clinic では、ペインゲートコントロールセオリーに基づいて歯科麻酔を行っています。
現在までに300例以上の実績を積んでおり、患者様からのアンケートを実施したところ約90%以上の方から
「痛くない」「麻酔の針を刺したのが判った程度」という評価を戴いています。
 
       
    しかし、必ずしも絶対に効いて痛くないということではありません。症状によっては痛みを感じる場合も考えられます。  
         
    また、歯科治療においては、どんな治療でも完全に麻酔を効かせて行うものではないと考えています。
麻酔を使用しないで少しずつ治療をした方が、結果が良い場合もあります。
 
         
    全ての治療に、ペインゲートコントロールセオリーに基づいた歯科麻酔を行っているのではないということをご了解下さい。  
         
    一人の子供の患者においては「先生はうそつきじゃないよ!言ったとおり痛くなかったから」と家に帰って姉に教えていたそうです。  
 
患者様アンケート
  患者数85人に対してアンケートを実施しました(約2ヶ月間試用)。
Q. ペインゲートコントロールセオリー使用の際、痛いですか?
A. ・痛くない(麻酔針が入る感じはある) : 74人
・ちょっとだけ痛い : 11人
・すごく痛い : 0人
 
Q. 使用時の振動は不快ですか?   Q. 次回からの使用は?
A. ・振動は感じる : 85人
・不快感がある : 0人
  A. ・使用してほしい : 56人
・どっちでもよい : 26人
・使わなくていい : 3人
 
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